まとめ
到達目標
この科目は、製図の基礎を習得し、CADソフトなどを用いて機械要素や配線図を作図できるようになることを目指しています。卒業後に電気主任技術者の免状交付申請を行うために必要なスキルを身に付けます。
授業の進め方
前期中間試験までは講義形式で進め、以降はCADソフトなどを使用した作図演習を行います。
評価方法
- 試験:60%
- 作品評価:40%
- 再試験は後期に実施
製図の基礎
- 製図の意義
- 製図は設計、製作、設置の各段階において、図面を書いた者の意図を他者に確実に伝えるためのものです。線、文字、記号などを使用して表現されます。
- 規格
- 統一された規格(JIS、ISO、IEC)に従って製図を描くことが必要です。
- 規格に関する具体的な例として、日本産業規格(JIS)や国際標準化機構(ISO)、国際電気標準会議(IEC)が挙げられます。
- 線と文字
- 線の種類と用途
- 線の太さと形状により用途が定められており、極太線、太線、細線などがあります。
- 実線、破線、一点鎖線、二点鎖線などの線があり、用途によって使い分けます。
- 文字の種類と大きさ
- 全角文字と半角文字があり、全角文字は縦横の長さが等しい文字、半角文字は横の長さが縦の長さの半分の文字です。
- 文字の大きさ(高さ)は2.5mm、3.5mm、5mm、7mm、10mmなどが標準値です。
- 電気用図記号
- 抵抗器、コイル、コンデンサ、ダイオード、電磁リレーなどの図記号が使用されます。
- 投影法と投影図
- 投影法の基本
- 三次元の物体を二次元の平面に描く方法で、投影面、投影線、投影図などの概念があります。
- 投影法の分類
- 平行投影法、中心投影法、直角投影法、斜投影法、正投影法などがあり、具体的には第一角法、第三角法、軸測投影法などがあります。
- 透視投影法では視点から放射状に伸びる投影線を使用し、斜投影法では投影線が平行線となります。
以上が「自動設計製図(5学年)」の授業内容と基本的な概要です。この科目を通して、製図の基礎知識を深め、実践的な作図技術を習得することが期待されます。
確認問題セット1セット2セット3
‣
‣
‣