まとめ
図面の様式
- 製図用紙
- 輪郭線
- 図面の領域を限定するために、製図用紙の端から一定の位置に描かれる。
- 紙のサイズ
- A4からA0までのサイズがあり、一般的にトレース紙やケント紙が使用される。
- 中心マーク(centering mark)を4個付ける。
- サイズ
- A0: 841×1189 mm
- A1: 594×841 mm
- A2: 420×594 mm
- A3: 297×420 mm
- A4: 210×297 mm
- 表題欄・部品欄
- 表題欄
- 紙面の右下に設け、図名、図面番号、団体名、責任者の署名、作成年月日、尺度、投影法などを記入する。
- 部品欄
- 紙面の右上に設け、照合番号、品名、個数、材料、質量、工程などを記入する。
- 標準部品
- JISで定められているボルト、ナット、座金、小ねじ、キー、ピン、リベット、ころがり軸受などを標準部品という。
- 標準部品は、部品図を描かずに組み立て図の部品欄に必要事項を記入する。
- 呼びかた(例:M8)は、標準部品の種別、寸法、材料などを表す。
- 材料記号
- JISで定められた材料を用いる場合に使用され、材質、規格、製品名、強さなどを簡単明瞭に表す。
- 例
- SS400: 一般構造用圧延鋼材
- C2600P-O: 黄銅C2600板軟質
CADとは
- CAD (Computer Aided Design)
- コンピュータ支援設計で、設計から生産まで自動的に進めるシステム。
- CAD/CAM: Computer Aided Manufacturing(コンピュータ支援設計・製造)
- CAE: Computer Aided Engineering(各種シミュレーション、技術解析などの工学的な検討)
- 2次元図面だけでなく、3次元図面を描く3次元CADも利用されている。
- 図形描画ソフト
- ドロー系
- 幾何学的情報を記憶・保存し、図形を関数のグラフとして描く。
- CADソフトはドロー系。
- ペイント系
- 各点の色情報等として記憶し、1枚の画像として保存する。
- Windowsにはペイントが標準装備。
- レイヤ (Layer)
- 図面を複数のレイヤに分けて作成し、これらを重ね合わせて1つの図面を構成する。
- 訂正・加筆・再利用など管理がしやすくなる。
この7週目の授業内容では、図面の様式に関する基本的な知識と、CADを利用した設計の基本概念について学びました。特に、製図用紙の使い方や表題欄・部品欄の記入方法、標準部品の扱い方、材料記号の使用方法について詳しく説明されています。また、CADを用いた設計の基本的な操作方法や、ドロー系とペイント系の違いについても学びました。
確認問題セット1セット2セット3
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