4週目

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まとめ

第4週 通信システム工学概論

デジタル変調

  1. 基本概念
    • アナログ信号を「1」と「0」の2進デジタル信号に変換し、搬送波を変調する。
  2. デジタル変調方式
    • FSK (Frequency Shift Keying):1で低い周波数、0で高い周波数を使用
    • ASK (Amplitude Shift Keying):1で電波出力、0で停波
    • PSK (Phase Shift Keying):1で位相ゼロ、0で位相180°
  3. PSKの詳細
    • BPSK (Binary Phase Shift Keying):位相差は180°
    • QPSK (Quadrature Phase Shift Keying):位相差は90°
    • 8PSK:位相差は45°
  4. QAM(直交振幅変調)
    • 位相と振幅の両方に変化を加えることで伝送容量を増加させる
    • 16QAM:振幅を4段階に分ける

デジタル復調

  1. BPSK復調
    • 同期検波方式を使用し、基準搬送波と受信波を乗算して復調する。
  2. 遅延検波
    • 受信波を1ビット遅延させて乗算することで復調する。
  3. QPSK復調
    • 同相成分と直交成分を分離して復調する。

符号誤りと誤り訂正

  1. ビット誤りの種類
    • ランダム誤り:受信機の熱雑音などによる
    • バースト誤り:混信やマルチパスフェージングによる
  2. 誤り訂正方式
    • FEC (Forward Error Correction):前方誤り訂正、訂正符号の数が多いほど訂正ビット数が増える
    • ARQ (Automatic Repeat reQuest):誤り検出符号を用いて誤りの有無を検知し、誤りがあれば再送要求を行う
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確認問題
セット1
セット2
セット3