まとめ
第3週 通信システム工学概論のまとめ
1. アナログ変調
- 変調: 音楽などの信号(情報)を搬送波に乗せること
- 振幅変調 (AM): 信号を振幅に乗せる
- 周波数変調 (FM): 信号を周波数に乗せる
- 位相変調 (PM): 信号を位相に乗せる
2. アンテナの基本
- 1MHzの電波の波長は300m
- アンテナの高さは波長の1/2、つまり150mになる
3. 振幅変調と搬送波抑圧単側帯波変調
- 振幅変調 (AM):
- 搬送波の振幅に信号波を乗せる
- AM放送は復調が容易(ダイオードで可能)
- 搬送波抑圧単側帯波変調 (SSB):
- 占有帯域が半分
- 平行変調器が必要
- 昔は変復調が難しかった
4. 変調率
- 最大振幅と最小振幅を使って変調率を計算
- 変調率 (m) = (A - B) / (A + B) * 100%
- A = 最大振幅
- B = 最小振幅
5. 周波数変調 (FM)
- 搬送波の周波数に信号波を乗せる
- 電圧変化→搬送波周波数を中心とした周波数変化
- 占有周波数帯域幅 (B) = 2(Δf + f_max)
- Δf: 最大周波数変移
- f_max: 最高変調周波数
6. アナログ復調
- AM復調:
- ダイオードを用いた直線検波、二乗検波など
- 二乗検波は、変調波を二乗し、様々な成分に分解して信号を取り出す
7. FM復調
- 周波数の変化を振幅の変化に変換
- フォスターシーリー形: 入力波の振幅の影響を受けやすい
- 比検波器: 出力側に大きな容量のコンデンサを追加
- PLL回路を使用した復調器: インダクタが無く、集積回路化が容易
これらのポイントは、アナログ変調と復調の基本概念および具体的な手法をカバーしています。
確認問題セット1セット2セット3
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修正前確認する
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