まとめ
第5週 通信システム工学概論
4-1 FM送信機
- 水晶発振器:搬送波の基本となる信号を発生。周波数安定度が良好。
- 位相変調器:音声信号で搬送波の位相を変化。
- 周波数逓倍器:搬送波の周波数を目的の周波数まで高める。
- 励振増幅器:必要な電力まで増幅。
- 電力増幅器:所定の電力を得るために増幅。
- IDC:最大周波数変移を所定値内に制限。
4-2 FM受信機
- 重要な要素:感度、選択度、忠実度。
- 高周波増幅器:受信信号を選択して増幅。
- 局部発振器:中間周波数を発生。
- 周波数混合器:受信波と局部発振器の周波数から中間周波数を発生。
- 中間周波増幅器:中間周波数を増幅。
- 振幅制限器:受信波の振幅変動を除去。
- 周波数弁別器:周波数変化を電圧変化に変換。
- スケルチ回路:受信信号がないときの雑音を除去。
- 低周波増幅器:スピーカーを動作させる増幅回路。
4-3 雑音
- 熱雑音:電子の熱運動による雑音。
- 例:\( e^2 = 4kTB R \)
- 有効雑音電力:\( P_n = kTB \)
- 雑音指数:信号と雑音の比 \( F = \frac{S_1 / N_1}{S_2 / N_2} \)
- 入力換算雑音電力:増幅器内の内部雑音を入力雑音に換算した値 \( N_1 = kTB \times F \)
- 等価雑音温度:増幅器の雑音を温度で表したもの \( T_e = T_o (F - 1) \)
4-4 多重通信方式
- PCM (Pulse Code Modulation):パルスを使用した方式。雑音に強く、再生や中継でひずみや雑音の蓄積がない。
- 標本化、量子化、符号化、送信、受信、復号化、伸張器、LPFの各プロセス。
- 符号分割多重 (CDM: Code Division Multiplexing):高周波数の疑似雑音符号 (PN符号) を使用。
- 直交する拡散符号を使うことで周波数多重化が可能。秘話性が高い。
- 直交周波数分割多重 (OFDM: Orthogonal Frequency Division Multiplexing):周波数軸上で信号が干渉しないように直交させ、多くの搬送波を使用。
この内容を基に、具体的な質問があればお答えします。
確認問題セット1セット2セット3
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