要約 この会議録は、電気電子材料の授業の内容と進め方について議論したものです。電気電子材料は卒業必修科目であり、半導体、誘電体、磁性体、超電導体などの材料の基礎知識を学ぶことが目標とされています。授業では電子の物性を中心に扱い、半導体デバイスの動作原理の理解を目指します。テキストは電子物性に関する部分を中心に使用し、不足する部分は補足する予定です。評価は期末試験と課題で行われます。環境問題への配慮も触れられる予定です。 チャプター 00:00:52電気電子材料の位置づけ 電気電子材料は選択科目ではあるが、卒業に必須の科目である。過去に本科目を履修できずに卒業できなかった例もあるため、必ず単位を取得する必要がある。 00:08:08授業の目標と到達点 電気電子材料の基礎的な知識を習得し、電子の物性を前提とした材料の性質を理解・説明できることが目標とされる。半導体素子の動作原理の理解にも重点が置かれる。 00:12:27授業の進め方と教材 電子物性に関するテキストを中心に使用するが、不足する部分は補足する予定である。半導体、誘電体、磁性体などの分野を扱う。テキストでは電子の軌道、結合の種類、キャリアの種類と測定方法なども取り上げられる。発光ダイオードや液晶ディスプレイなどの応用例にも触れる予定である。 00:15:16評価方法 評価は期末試験と課題によって行われる。期末試験は50分で実施される。課題の割合は30%程度を想定している。 00:11:59その他の話題 環境問題への配慮も授業で触れられる予定である。リサイクルの重要性や、材料の適切な活用について言及される可能性がある。 行動項目 00:12:27電子物性に関するテキストを選定し、不足する部分を補足する教材を準備する 00:21:24半導体デバイスの動作原理を理解できるよう、具体例を交えて説明する 00:25:32発光ダイオード、液晶ディスプレイ、磁気センサーなどの応用例について解説する 00:11:59環境問題への配慮として、材料のリサイクルと適切な活用について言及する
ホール効果：
ホール効果（Hall効果）は、電磁気学における現象の一つで、電流が流れる導体や半導体に対して垂直な方向から磁場をかけると、導体の一方の端に電圧が生じる現象です。この効果は1879年にアメリカの物理学者エドウィン・ハーバート・ホールによって発見されました。
具体的には、導体に電流を流し、その導体に垂直な方向に磁場を適用すると、導体内の荷電粒子（電子や正孔など）はローレンツ力を受けて移動し、導体の一方の端に蓄積します。これにより、導体の両端間に電位差（ホール電圧）が生じます。ホール効果は、荷電粒子の種類、濃度、移動速度などを測定するために利用されるほか、磁場の強さを測定するホール素子の原理としても応用されています。
この効果は、磁気センサー、位置センサー、速度センサーなど、様々な電子機器やシステムにおいて広く利用されています。また、半導体の性質を研究する際の重要な手段の一つでもあります。