3週目

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まとめ

投影法の分類と特徴

  1. 軸側投影法
    • 等角投影図
      • 3つの辺の成す角がすべて等しい120°で描かれる。
      • 立体的に表現するために使用される。
    • 二等角投影図
      • 2つの辺の成す角が等しい。
    • 不等角投影図
      • 3つの辺の成す角がすべて異なる。
  2. 等角図
    • 等角投影図を実際の長さで描いた図。
    • 描きやすく、等角図から実長を測定できる特徴がある。
  3. 斜投影法
    • キャビネット図
      • 奥行きのある辺を実長の半分で描く。
    • カバリエ図
      • 45°で投影する際に用いられる。
    • 正面を投影面に平行に置いて斜めに投影する方法。
  4. テクニカルイラストレーション
    • 組み立て図やカタログの説明図に用いられる立体図。
    • 等角図またはキャビネット図を用いることが推奨されている。

製作図の描き方

  1. 線の用法
    • 外形線:品物の見える部分を表す線。
    • かくれ線:見えない部分を表す線。
    • 寸法線:寸法を記入する線。
    • 中心線:対称部分の中心を表す線。
    • 破断線:品物の一部を破ったときの境界を示す線。
  2. 描き方の基本方針
    • 品物の特徴や機能が最もよくわかる面を正面図に選ぶ。
    • 可能な限り、補足図を省略して図を少なくする。
    • 隠れ線を使わないようにする。
    • 特別な理由がない限り、品物を横長に配置して描く。
    • 無駄な図形を描かず、効率的に製図する。
  3. 特殊な投影法と図示法
    • 局部投影図
    • 補助投影図
    • 回転図示
    • 平面の図示
    • ローレット・金網などの図示
    • 中間部の省略
    • 繰り返し図形の省略
    • 対称図形の省略

課題

  • 教科書 p.34 掲載の課題9
    • 第三角法で描いた投影図を等角図に描き直す。
    • 各辺の寸法は比率が概ね合っていれば良い。
    • 円の部分は外接する正方形を描き、その内側に楕円として描く。

この3週目の授業内容では、軸側投影法や斜投影法、製作図の描き方など、より実践的な製図技術について学びました。特に、等角図やキャビネット図の描き方について詳細に説明され、実際の製作図の描き方の基本方針が強調されています。

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